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艦隊に必要不可欠なもの。それはもちろん燃料がなければ船は動かない。
よって今回建造したのはコレっ!↓


 

 


川崎型1万トン級タンカー。元々は民間のタンカーであるが、排水量、速力、ポンプの性能など諸条件をクリアしたタンカー建造には当時の海軍が補助金を出し、有事の際は徴用することを前提として整備したもの。
この東亞丸をネームシップとする給油艦同型艦真珠湾攻撃の際、8隻が空母機動部隊と行動したのは有名な話。
この補給艦がなければ真珠湾攻撃もなかったということを考えれば縁の下のなんたらというのはバカに出来ないということ。
しかし大戦後期の昭和19年2月の日本海軍南方最大の基地であるトラック諸島の米空母機動部隊による空襲の際、戦艦大和以下連合艦隊主力は直前に脱出していったのに、これら補助艦艇は置き去りにされほとんど全滅した。
のちのマリアナ沖海戦やレイテ沖海戦では、給油艦の不足をまねいてタダでさえ燃料不足の艦隊が作戦行動中の燃料補給がさらに窮地に陥ったのはいうまでもない。。。
現在の海上自衛隊には南方とかに基地があるわけでもないのに、2万トン級の大型補給艦2隻を含む5隻もあるのはそれだけ作戦上重要な艦という表れではないだろうか。
モチ、米軍から自軍のバックアップ(後方支援)のため注文をつけられて建造したということも十分考えられるけどね(苦笑)