現在時刻:午前8時15分

中国が空母を就役真近。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2012092301001701/1.htm

中国初の空母、就役へ     2012年9月23日(日)21時14分配信 共同通信

【北京共同】中国メディアによると、ウクライナから購入し、中国遼寧省大連で改修した中国初の空母「ワリャク」が23日午後、中国海軍に引き渡された。近く就役するという。中国海軍が空母を保有したことで、今後、中国軍の遠洋戦力が増強されることになり、周辺国には脅威となりそうだ。中国は同空母を科学研究・試験と訓練用と位置付けており、就役後は国産空母建造に向けたデータ収集に使われるとみられている。


ニュースでは結構注目されているが、オレ的にはそれほど騒ぐことではないと思っている。
理由は単純。
空母だけなら何の戦力もならないことは重々承知。艦載機の運用能力と性能に左右されるし、空母を護衛する潜水艦や護衛艦の能力も必要。
空母単独で運用するのは「単なる標的」にしかならない。対艦ミサイルの波状攻撃から防ぐ能力がなければ1発でも当たれば空母としての性能は失うからな。
ただ、世界的に見て固定翼を搭載する攻撃型空母を保有する国はかなり限られているからなぁ
アジアだけで考えれば珍しいといえば珍しいかな?
ロシアが唯一空母を保有しているが、基本は対艦ミサイルを多数搭載しての攻撃能力が主体。潜水艦は数ならかなり持っているが・・・


対する日本の海上自衛隊はというと・・・
現在19500トン級ヘリ搭載護衛艦を建造中!
事実上のヘリ空母であるが、このクラスでは固定翼機を運用するにはVTOL機(垂直離発着機)ぐらいしかない。
空自が次期主力戦闘機として購入決定したF-35はバージョンによってはそれもある。ただし空母の甲板が耐熱処理されていなければ使えない。
まぁ、専守防衛という前提と法整備ができていない自衛隊では運用そのものにムリがありそう。
潜水艦に関しては現在の16隻体制から22隻体制になる予定。通常動力型潜水艦としては世界でもトップクラスの性能を有していると言われているが、最終判断はコンピューターではなく人間だからな。実際どこまで性能を発揮できるかは不明。まぁ、決して弱くはないけどね。


この時代にあって大規模な軍備を持っても維持するのが大変!
それにそれらを全部運用するような大規模な戦争が起こるのは考えがたい。小規模な紛争なら十分ありえるけどね。
あくまで抑止力として高性能の艦とそれをカバーするものがあれば手出しはできない。オレはそう思うがどうだろうか?