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いまや、日本のアニメは世界的文化となりつつあり。それは誰もが疑うことのない事実だろうと思う。
もちろん、USAのディズニーの規模・人気度からすれば、まだ上が存在するんだよなぁ〜と、いう事になるだろうけれど・・・
そんな中、日本国内でのアニメ産業の下請けの過酷さは度を超える。チョイ前に日本の“ブラック企業ランキング”でトップを取ったのが某アニメ製作会社だったし、その後も特に改善されたという話は聞かない。
まぁ、特殊な技術を必要としない産業で、過酷な労働環境の居酒屋チェーンとかがバンバン登場してきたから埋もれてしまったのかも知れないが・・・


で、オレの目に止まったニュースが一つ。
それはコレっ!↓
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/jcast-20150428-234158/1.htm

平均年収110万、若手アニメ制作者の過酷な労働環境が判明

2015年4月28日(火)12時37分配信 J-CASTニュース
文化庁の委託で行われた実態調査で、日本のアニメーションの若手制作者が厳しい労働環境に置かれていることが分かったと、NHKが2015年4月28日に報じた。
調査によると、制作者全体の1日の労働時間は平均で11時間だと分かった。その一方で、20代の若手が多い動画制作の担当者は、平均年収が110万円余りと極めて低い水準にとどまっている。これは、人件費が安いアジア各国との競争や、動画の制作者の多くが1枚数百円という契約で仕事を請け負っていることが要因とみられる。
この調査は、日本のアニメーションの制作者の実情を把握しようと、文化庁が業界団体に委託して行ったもので、759人から回答を得たという。


安くて過酷なのはよく知っていたつもりだが、やはりなぁ〜、、、というのが率直な感想。。。
自分の好きなことが仕事になって、それで食って普通に生活できたら最高だな!と学生時代は強く思っていたが、現実社会はそうは行かず、結局夢は現実の前に潰えていくものと諦める人が大多数だろうと思う。
そんな中からほんの一握りが大成功を収める。実力もさることながらきっと“強運”の持ち主なんだろうと思うところもある。
分かりやすいところでリアル感があるという意味では、漫画「げんしけん」に登場してくる主人公とそのサークル仲間たちの大学卒業後の状況をみれば一目瞭然だ。
ホント、現実は甘くないよなぁ〜、、、凹


かくいうオレも振り返れば初めて民間企業に就職しようと思った頃は、夢見がちだったなぁ〜と思う。
求人内容と諸待遇を照らし合わせて、東京で生きていくためには何が必要か?を考えたとき、一番最初に思ったのが住居問題だった。地方から出てきた人間にとっては普通にアパートなど借家に住むのが一般的だろうけれど、その家賃が馬鹿にならない。よって必然的に寮があってそこに入居できる会社を選んだ。もちろんそれだけでは何のビジョンもないことは重々承知なので、自己分析での才能と将来的なものも踏まえてなんだが。
そして計画的な人はお金を貯めて頭金とし、その後マンションなどの不動産を購入するのだろうけれど、オレの場合は比較的早い時期に病気になったことで完全に瓦解してしまったな。
ま、それも“運命(さだめ)”というやつなんだろうけれど・・・凹


運だけで人生の成功不成功を決定するのは自己の目的達成に向けて必死に努力をしてきた人・実現した人には非常に申し訳ない。
でも、なんかなぁ〜、、、と思うことはオレの中にある。
どうしようもないことなんだけどね、、、