現在時刻:21時07分

最近のゴールデンタイムにおける、TV番組。
まるで報道管制でもひかれているような状況。本日は30年前に起こった日航ジャンボ機墜落事故のドラマだったり報道番組だったり・・・
いまさらあのとき感じていた異常とかを元パイロットが証言しても後の祭りである。事故を起こしたジャンボ機は着陸時にしりもち事故を起こして、メーカーであるボーイング社にて修理を行なっていたが、その後の使用によって発見されていなかった&日常整備での見落とし箇所で金属疲労が進み、客室後部の圧力隔壁が破損、客室の空気圧により垂直尾翼がぶっ飛び操縦系統の油圧が低下、エンジンの出力調整だけで羽田に戻って着陸をと飛行していたが操縦不能となって30分間の迷走飛行の末、あそこに墜落した。
そんなことはもう随分と昔に判明している。それをいまさら・・・


昨日は東日本大震災の月命日にあたり、その報道と1年数ヶ月ぶりに日本においての原発再運転開始のニュース。
未だに行方不明の家族を探す身内の一個人をスポットに当てたりでは「公共の電波を使っていつまでやっているんだか」と甚だ疑問。もういい加減にしろよ!と思う。
この番組で非常に疑問に思ったのは、原発運転反対派の知識人(大学教授など)の発言に地球温暖化防止に向けた二酸化炭素排出問題に全く触れないこと。何故そこに触れない?
馬鹿馬鹿しくなって途中でTVを消したが、地元の賛成派のほうがまだまともな説明をしているような感じは受けた。地元人は町の経済活動上、必要不可欠であることを十分認識した上での話し。ま、わかりやすいわな。
国の説明では確かに有事の際の避難誘導に問題があると強く感じる。そこはもっとつめていかなくてはならない箇所であるが、大震災でさらに大津波が何派にも渡って押し寄せてくるところに原発があること自体が問題なだけ。
そういう箇所は元から原発を建ててはいけない場所であると思う。しかしこの国の実情は・・・


オレ自身は震災後の原発停止時点から必要悪と感じている。日本ほど地熱発電に困らないほどの場所があるにもかかわらず、国定公園だったり環境保全エリアだったりで、どうしようもない規制が多すぎて全く生かされない。
風力発電太陽光発電は少しずつ増えてはいるが、平野部の狭い国土上では限りがある。まして地震大国だし、台風などもよく通る。風力発電を海洋上に設置しようとすると今度は漁業問題が絡んでくる。
必然的に天然ガス原油を使用した火力発電が大きなウエイトを占め、二酸化炭素排出量は計画より29%増えている。これでは地球温暖化防止とは全く逆行した状態。欧州が黙っているわけがないし、世界規模で排出量の多い中国やインドに対して日本は意見を言える状況でもない。
中国の景気減速から原油価格がかなり下がってきたが、一般家庭の電気料金はアップしたままで震災前の水準に下がるという気配は全くない。そんな状況にも関わらず生活必需の衣食住関連で、物価上昇率に組み込まれてはたまったものではない。そんな悪のインフレはごめんだわな。