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航空自衛隊那覇基地のF15戦闘機部隊が1個飛行隊から2個飛行隊に増強。第9航空団の新設。
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/jiji-2016013100086/1.htm

那覇基地のF15戦闘機増強=2個飛行隊40機、中国対処−空自

2016年1月31日(日)14時33分配信 時事通信
航空自衛隊は31日、那覇基地那覇市)所属のF15戦闘機を1個飛行隊から2個飛行隊の約40機体制に増強し、「第9航空団」を新たに編成した。
 中国軍機が尖閣諸島に接近するなど東シナ海上空で活動を活発化させており、南西諸島周辺空域の防空体制を強化する狙いがある。
 那覇基地では31日、第9航空団新編の記念式典が開かれた。若宮健嗣防衛副大臣が出席し、「まさに国防の最前線。緊張感をもって任務に当たってほしい」と訓示。司令旗が授与され、F15が祝賀飛行を行った。


今まで在日米軍嘉手納基地の戦闘機部隊が防衛の肩代わりしていたからあえて(県民世論の)風当たりが強い沖縄には部隊の増強を見送ってきた感じではあるが、いよいよそうも言っていられない状況になってきたのかな?
九州に2個航空部隊基地(第5航空団新田原基地 第8航空団築城基地)があるから空中給油機と連携してカバーしていただろうけれど、国境の島・与那国島(建前。本音は尖閣諸島)までの距離の問題があった。
南西諸島の島々にはレーダーサイトはあるが、飛行場となるとそう簡単には用地の確保は無理。必然的に現在の基地での増強しか方法がない。
北海道の場合は千歳基地しかなかったが、冷戦当時のソ連軍戦闘機部隊飛来までわずかな時間でしかなく、大部隊を配置しても迎撃に飛び上がれる機体数はさほど多くない。よって北方エリアの前線司令部が青森県三沢基地におかれているのはそういう理由から。
一応千歳基地には滑走路が2本あるけどね。(ほとんどの空自基地の滑走路数は1本)
空自や海自の主要装備が増強される時代にあって、反対に陸自の主要装備の削減が甚だしい。戦車や対戦車ヘリなどの定数が軒並み減らされたもんな。
ただ昔から軍隊の基本は歩兵である。彼らが上陸なり空挺降下なりで拠点制圧確保しないことには“占領”とはならないのは今も同じ。空自や海自はその支援に過ぎない。