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昨夜中に完成を目指していた防空駆逐艦秋月型11番艦、12番艦は無事完成した。
そして今朝は今度は何を作ろうかなと考えながら無意識に選択してしまったのがコレっ↓



太平洋戦争開戦時に1番艦夕雲が竣工し、以後19番艦清霜まで大戦中に完成した日本海軍最後の艦隊型駆逐艦
画期的性能を示した陽炎型駆逐艦の改良型としてなので艦隊決戦では非常に強力な駆逐艦であったはず・・・
しかし残念ながら戦いは航空機と潜水艦の活躍の場となり、最新鋭といえど対空兵装(電探含む)、対潜兵装(ソナー含む)ともに劣る駆逐艦では米軍の圧倒的物量作戦と駆逐艦の本来の任務とはかけ離れた敵制空権下での強行輸送作戦(鼠輸送作戦)など運用に問題があり次々と撃沈され、最後の1隻である朝霜も昭和20年4月の戦艦大和を旗艦とする沖縄海上特攻作戦で、進撃途中で機関が故障・落伍し、その後米空母機動部隊の艦載機で集中攻撃を受け撃沈された。
同型艦で生き残りゼロは日本海軍では珍しくないとはいえ、悲劇的な最後であったことに変わりなし。


で、この模型であるが、最新の資料などに基づく新製品版やリニューアル版がめまぐるしい1/700スケールウォーターライン、特シリーズなどの中にあって未だにリニューアルされることなく、ウォーターラインが始まったとき以来のキッド。兵装関係の共通パーツが付属されているとはいえ、かなりの古さを感じずにはいられないもの。
もちろんそれを組立て設計図どおりに普通に組立てるとなれば最近リニューアルされた他の駆逐艦との差が歴然のボロさ(苦笑)
相当手を入れないと見栄えさえ酷いと思われるものをどうして作る気になったのか、自分でもよくわからないが、駆逐艦朝潮型もこのキッドと同水準だったときに同型艦10隻を造った実績がオレの中にある。随分と年月は経ったがあのときの記憶・感触を忘れているわけではない。よってこれもオレの技術ならある程度見栄えよく完成させることは可能と判断した。まぁ、根気以外の何ものでもない勢いがないととてもじゃないが完成には至らないと思うが・・・(笑)
本日は船体の修正のみで終わった。まだ完全とは言いがたい状況にあるが、ちょっとはマシという・・・
史実の夕雲型と兵装関係を中心に変更箇所はあるが、あくまで旧日本海軍駆逐艦ではなく、わが零亜艦隊の駆逐艦として完成させる予定。もっとも装備および電探関係は基本的に変わることはないけれど・・・(苦笑)
現在、このキッドのストックは組立て開始した2隻を含めて7隻。アオシマから発売されている陽炎型駆逐艦のリニューアル版をまだ6隻しか完成させていない(未開封のストックは13隻)が、先行してこの2隻だけでも作ってみようと思う。ホントは1度に3隻作りたかったのだが、挫折したときなどを考えたら後が恐ろしい・・・(笑)
ま、気力を充実させて根気よく作っていかないとな。
とにかく早く最新の資料に基づくリニューアル版が登場して欲しい駆逐艦である。人気は高いからなぁ〜