現在時刻:19時09分

机の上では海軍工廠の状況のまんまであるが、平日はさすがに建造再開をする気力なく、作業がストップしたまんまであったが・・・
現在建造中の駆逐艦夕雲型1番艦〜3番艦の進捗状況はこうなった↓


 


結局3隻同時進行で建造することになった(笑)
キッドはウォーターラインシリーズの初期のものであり、今の新資料・考察に基づく新金型でのリニューアル版と比較したらかなりの年季もので、組立て設計図どおり作ると1番魚雷発射管の次発装てん装置の設置位置がどう考えても「装てんできない向きだろう」とかいろいろ気付くことがあり、それらを自作で製作しながら作業を進めている。
また模型の製造過程で金型から取り出す際に発生する大きな“えくぼ”を修正するためパテを使用したりするからこの時期の気温では乾燥時間がかかる。画像ではボラードの修正をまだ行なっていないが、これらも当然行なう予定。接岸の際にロープを縛るものだが、いくらなんでも間隔が開きすぎ。小さいものなので気にしなければそれまでだが、今のオレには無視は無理かも?(笑)
おかげで組立て設計図が修正の赤で大幅に変わってしまった(苦笑)↓



当然といえばその通りだし、古い分だけ直しがいもあるかもしれない。問題はやはりやる気と根気(笑)
こんなキットで同型艦の量産をおこなうのかと考えたらちょっと背筋が寒くなる気もしたが、持っているキットの数は7隻。うち、3隻を今作っているわけで、残り4隻の運命はどうなるかは今回の製作状況次第で変わってくる(笑)
早く夕雲型駆逐艦のリニューアル版が出て欲しいぜ。


で、組立てで参考にしている本がコレ↓



艦船模型スペシャル。年4回発売されるものだが、最近は「艦これ」人気もあってマニアックな雑誌も艦船模型初心者に組立てテクニックを特集したり、広告に艦これが載っていたりするから、以前のような艦船模型一辺倒というわけでもなくなった。
もっともこの駆逐艦の系譜3が発売された頃はまだ艦これなどなく、マニアックなまんま。
雑誌上に掲載されている解説・図面や各種の白黒写真を見ながら出来る範囲で改造していくのだが、夕雲型が誕生した時点で大戦に突入していたし、後期艦になるほど激戦状況で日本海軍が負け戦の連荘になっている頃。そんな状況に関わらず、竣工時は機雷処理の防雷具(パラベーン)をどの艦も搭載している。鉄で出来た大型の駆逐艦では当時すでに実用化されている磁気機雷に対処は不可能だったのにと思いから、オレはその装置の搭載はしない方針。機雷処理はもっぱら掃海艇にやってもらおうと考えている。その肝心の掃海艇も旧日本海軍では鉄製だったわけで、非常に厳しいものがあるし、“艦隊決戦”思想のまんまだった当時は「主力艦こそ海軍!」であり、補助艦艇を非常に軽視していたので掃海艇に期待している度合いがないに等しいかっただろうと思われるが・・・凹
ま、話が逸れてしまったが、この雑誌はオレにとっては非常に重要なもの。かなり重宝してるし、オレの持つ旧海軍資料の中ではトップ雑誌だな。