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毎回購入している雑誌で、モデルアート社「艦船模型スペシャル」がある。
今回は今月14日に発売される。その表紙がようやくお出ましとなって今回の特集に「遂に来たか!」という感想。
太平洋戦争で史上最大の海戦とされる昭和19年10月下旬のレイテ沖海戦
その第1弾が日本艦隊の西村艦隊。


艦船模型スペシャル 2015年 03 月号 [雑誌]

艦船模型スペシャル 2015年 03 月号 [雑誌]


この海戦が行なわれたのが昭和19年10月下旬。この雑誌のこれまでの特集の流れからすると随分と戦況が進んだ状況までいったなぁ〜と・・・
前回は昭和17年11月のルンガ沖夜戦であったから一気に2年近く戦況が進んだ状態まで飛んだことになる。
もっとも日本海軍にとって最後の勝利を収めた海戦がルンガ沖夜戦(海戦)だったわけで、その後はレーダーの発展と圧倒的戦力の補充が行なわれ続ける米海軍の前に敗退の道を転げ落ちていく日本海軍ではどうしようもないわけで・・・凹
話を戻すが、レイテ沖海戦での西村艦隊は戦艦扶桑、山城を中心とした重巡最上、駆逐艦4隻の合計7隻の小艦隊。
オレの知識では、本来は戦艦大和、武蔵を主力とする栗田艦隊の第三部隊の位置づけであったが、最大速力が22ノット程度と低速であった扶桑、山城の旧式戦艦は主体とは別にレイテ湾へ最短ルートで進撃し、目的地直前で合流するはずが栗田艦隊は米機動部隊の相次ぐ空襲で進撃が遅れ、指揮官の西村中将は単独で突入を決行。しかし目的地直前の関門となるスリガオ海峡にはかつて真珠湾攻撃で撃沈破された米旧式戦艦群を中心とする大艦隊がレーダーで西村艦隊の全容をしっかり捉え、魚雷艇の襲撃から始まる何重にも行く手を塞いだ布陣で待ち構えていた。そして真夜中の海戦で一方的砲雷撃戦で迎えられた西村艦隊。タダでさえ防御力に致命的な欠点をもつ“欠陥戦艦”ではなすすべもなく駆逐艦時雨1隻を除いて全滅(沈没はしていなくても戦闘力喪失艦も含む)してしまう。このとき、扶桑、山城に乗艦していた乗組員約2千数百人のうち、生存者は数名(異説あり)という痛ましさ。
史実はそんな感じ。
しかし模型となると話は別で、マニアの中では扶桑、山城の戦艦はかなり人気が高い。
今回特集される艦ならすでにリニューアル版(駆逐艦朝潮型の3隻はピットロード社のものかも?)が出ているし、精巧な作りのフジミではなく、部品点数も少ないアオシマの扶桑、山城を作ればさほど労力は要らないかも?と。
もっともオレは未だに未完成というか、航空巡洋艦最上同様購入してストックしたまんまになっている(苦笑)
駆逐艦のほうは4隻とも揃ってはいるが、朝潮駆逐艦をオレは後部第2砲塔を撤去し、対空機銃を増設した後期ver.にしているのは9番艦、10番艦の霞、霰の2隻のみで、そのまんまではレイテ沖海戦時の状態にはなっていない。
時雨だけはフジミから発売された対空兵装強化ver.になっているので問題なし。


今後は主体の栗田艦隊、重巡足柄、那智を主力とした志摩艦隊、正規空母瑞鶴を旗艦とした囮艦隊の小沢艦隊などが特集されると思われる。否応なしに期待値↑↑である。