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国民世論の大非難を浴びて注目度が一気に上昇してからわずか数日で決定されたこと。
それはコレっ!↓
http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/jiji-2015071700621/1.htm

安倍首相「新国立計画は白紙」=ラグビーW杯間に合わず−五輪までには完成

2015年7月17日(金)16時23分配信 時事通信
安倍晋三首相は17日、2020年東京五輪パラリンピックでメーン会場となる新国立競技場の総工費圧縮に向け、建設計画を「白紙に戻し、ゼロベースで見直す」と表明した。これにより19年秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会には間に合わなくなるとする一方で、五輪・パラリンピック開催までには「間違いなく完成できると確信できたので決断した」と述べた。
 これに先立ち、首相は五輪組織委員会会長で日本ラグビー協会名誉会長も務める森喜朗元首相と官邸で会談。続いて加わった下村博文文部科学相遠藤利明五輪担当相に新たな計画づくりを指示した。首相は「コストを抑制し現実的にベストな計画をつくる」としている。
 新競技場の総工費は14年の基本設計時を約900億円上回る2520億円に膨らんでおり、国民からの批判が高まっている。このため、コスト増大の要因となっているデザインの変更も含めた抜本的な見直しが不可避と判断した。
 下村文科相は、計画見直しに伴い、新競技場の完成は20年春になるとの見通しを示した。


いかにずさんな計画で、あのデザインの新国立競技場を建設しようとしていたのか非常に腹立つ問題。
ほんの1週間前までは「工期が間に合わない」と推進派の誰もが口にしていた言葉だが一夜にして一転した。
結局最高責任者の所在が明確ではなく、世論の大非難を浴びてからオリンピック組織委員会会長である森喜朗会長と安倍総理大臣との“TOP会談”で話がついた。実にいい加減なものである。
しかし一応は建設費増大に伴い、大反対した世論側の勝利という形になった。オレ自身も少しばかりホッとしている。
今度は最高責任者を明確にし、建設費の上限額をハッキリした上で、新国立競技場の建設が行なわれることを切に願う。新国立競技場建設費の上限はどう考えても当初の予定であった1300億円が限度であろう。それでも非常に高いけどな。メイン会場の建設費用だけでもこの状態だから、当初の案とは裏腹に各地に分散することになった各競技の開催の会場建設&改修工事を考えたら、今回の東京オリンピックには一体いくらのカネが掛かるのだろうと非常に不安になってくる。結局はその後のツケは納税している国民が支払うことになるのだから・・・


今回の問題でJSC「日本スポーツ振興センター」も異常とも思えるずさんな組織だということが浮き彫りになり、日本年金機構とさほど変わらない組織とオレなりに認識した。やはり中央省庁幹部の天下り先の財団法人はロクなところではないということがハッキリしたなと思う。そして文部科学省はお金の計算(算数)もまともに出来ない組織ということも分かった。
あれが日本の教育機関の監督省庁だと思うと、文科省推奨の検定教科書で勉強をしている子供らが気の毒にも思えた。
“道徳”をキッチリ勉強したほうがいいよな、下村大臣をはじめ文科省幹部連中は・・・(苦笑)