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本日の東京市場は700円以上の大幅下落。日経平均株価は1万7千円を切った。
しかし最近の東京市場で大幅下落やその反対はしょっちゅう起こっているため、感覚が麻痺し始めている。
本来なら凄いことなんだが、もう驚きも珍しさも感じない。明日は反対に暴騰すれば本日の大引け直前に釣られ安になった株式を購入していた者にとってはホクホクな結果になるだろうな。
ま、中国経済は成長鈍化がハッキリしてきたし、NY市場も最近は大幅安が多い。日本だけ順調に株価が上昇するという時代はもうない。
10月1日には日銀短観が公表される。世の中の景気がどうなっているかを知る重要な指標でもある。政府がインフレターゲット2%を打ち出して随分と経つが、そういうよい意味でのインフレの恩恵に授かった覚えは全くない。
トヨタ自動車のような超優良大企業などに勤めている正社員の懐は上昇するだろうが、その下請け会社は相変わらずの値下げ要求され続けている。悪いインフレなら毎年上昇し続ける厚生年金の利率や食料品など大多数だ。そして一旦価格を上げると、原材料が安くなっても商品価格は絶対と言っていいほど下がらない。
コンビニで販売されているサンドイッチで、レタスサンドがあるが、オレの知る限りではちょっと前までは比較的安くていいものだった。しかし今ではどんどん価格が上がって、ミックスサンドと変わらない価格になっている。
セブンイレブンでサンドイッチ30円引きを実施しているときは必ず価格アップがあったときだ。よって実質的な安さは全くない。
貧乏学生にとっては貴重な食糧であったオリジン弁当ののり弁も今では320円する。カツ丼は10%上がって随分と経つ。決して消費税が8%になったからという理由だけではない。


今日、ニュースで牛丼大手3社が牛丼並盛りの価格引下げを行うという記事を見た。
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yomiuri-20150928-50083/1.htm

牛丼大手3社、客数減少で値下げ…最安290円

2015年9月28日(月)20時28分配信 読売新聞
牛丼大手3社は29日以降、期間限定で牛丼を値下げする。
 昨年相次いで値上げに踏み切ったが、客数の減少を招いたからだ。最近、原材料の牛肉の仕入れ値が安くなっており、今後の客足次第で、デフレ時代の象徴とされた牛丼値下げ競争が復活する可能性もある。
 並盛りの税込み価格で、すき家は29日〜10月8日、沖縄県をのぞく全国1960店で、通常の350円から290円に値下げする。吉野家も全店の約2割に当たる西日本の235店で10月1〜7日、380円から300円にする。松屋は全店の約6割の608店舗で10月15〜22日、「プレミアム牛めし」を380円から330円にする。
 牛丼大手は昨年の値上げ以降、客数が1割程度減った。価格に敏感な消費者の動向が客足を左右しており、牛丼価格は日本のデフレ経済の状況を反映しているとの見方がある。


これを読んで、「どこがインフレなんだか、、、」と強く思う。
むしろデフレがまだまだ続いているんじゃないかと思うほどである。
日銀発表の景気状況は「大本営発表」なんじゃないかと・・・(苦笑)
景気がよくなったという実感が個人個人にない以上、いくら世の中が少しずつ景気がよくなっていると声高に発表しても「嘘八百」と思うのが心情。もちろんアベノミクスもそろそろ終焉だろうなと・・・
中国経済がちょっと悪くなっただけで、日本では中堅海運企業が破綻した。
株式市場も商品価格も下落基調だ。これでどこが景気がよくなっています!などと言えるのだろうかと・・・(怒)