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ストライク・ザ・ブラッド 黄金の日々(14巻)



サブタイトルの「黄金の日々」とは何を指しているのかな?と知った当初は疑問に思っていたが、読んでいてその内容は十分に伝わってきた。
あらすじでは雪菜さんが度重なる戦闘により身体にはある異変が起きていたと書かれているが、読み手の予想はこの作品のファンなら大概気付きそうな感じであった。まあ、オレの予想も結果的に当たったわけだが・・・(笑)
この巻では前巻の「タルタロスの薔薇」事件で絃神島を救った浅葱を救出するため絃神島を舞台に戦闘シーンが大半。とてもサブタイトルの「黄金の日々」を連想させるようなところは当初出てこないが、ところどころで出てくる雪菜の心境のつづりや古城に思いのたけを叫ぶなどのシーンから「あ、雪菜さんのことなんやね」と。。。
そして読者側に初めて明かされる雪菜の師匠である師家様「縁堂縁(えんどうゆかり)」の正体。でもあまり感動的でもないか、、、(笑)
むしろ雪菜が持つ雪霞狼の秘密のほうが重要か。


雪菜を溺愛する紗矢華さんが雪菜の部屋を訪れ、彼女は不在ではあったが閑散とした部屋内で見つけたとある簡易検査キッドの結果に驚愕し、呆然自失したまんま半泣き状態で隣部屋の暁家前立ちすくみ、そこに怪訝な感じで声をかけてくれた凪沙ちゃんに招かれて全部話してしまうのだが・・・
ラストに凪沙の“おばちゃんスキル”全開で雪菜の味方宣言し、兄の古城を「馬鹿!ケダモノ!」と叫び、バックで殴り倒す妹(笑)
浅葱さんがいる前で繰り広げられる凪沙のほぼ一方的バルカントークに当初雪菜は「?」
やがて何を言っているのか気付き、「あ・・・」と苦笑。
しかし浅葱さんは古城の胸ぐらを掴み上げ、キンキン声で問い詰める。
今回は毎度最後に発せられる古城の「勘弁してくれよ」のセリフはなかったな、、、(笑)


それにしても浅葱さん、コンビニのおにぎり30個を平らげるとかどんなスキル?(苦笑)
で、雪菜さんは今回の戦いを通して遂に古城と“血縁”に。次回でストライク・ザ・ブラッド第一部完結との予告。
雪菜の左手薬指には古城からはめてもらった指輪(師家様から授かった意味ありのもの)がキラリ。